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2008年1月 3日 (木)

大統領を見習って

 わたしが親しくしてもらっているブランド共和国大統領は相撲研究家でもある。あちこち訪ねた場所に、相撲に関するものはないかと目を凝らしている。小さな社はたいてい無住で社殿にある絵馬や板番付も見られない。が、正月ならあいていることを近くの人から聞き出し、訪ねて、綜合文芸誌「まほろば」にかずかず発表されている。

 わたしもまねをして正月に訪ねることにした。近鉄小倉で下車して巨椋神社へ。ここはふだんでも見られる所に掲げられていて、明治七年の京都相撲の方はまだしも、土地相撲の二枚は全く見えなくなっていた。

 歩いて伊勢田神社へ。北川南城という明治初期三都合併に尽力した人の子孫の方から神社に二枚の板番付があることを電話でお知らせいただいたことがあった。もうだいぶん前の話で、総代さんも代わっていたが、直してある番付を出してきてくださった。もうほとんど読み取りにくくなっている。

 一つは明治十三年、東が大関一の矢鶴吉、関脇勇灘常吉、小結大嵐仁三郎、西が大関小野川才輔、関脇山響寅吉、小結伊勢濱定吉。頭取に錦嶋八五郎、華ノ峰善吉。虹ヶ嶽彦三郎がもうこの年小野川を名乗っていたことが収穫。

 もう一つは明治十九年、東が大関釈迦嶽安治郎、関脇嵐山捨吉、小結柳原菊吉、西が大関熊山吉太郎、関脇小西川荘五郎、小結高砂亀吉。頭取錣形岩右衛門、(一名不明)、錦嶋八五郎、華ノ峰善吉。

 つづいて旧三山木村の佐牙神社へ。総代さんに断って拝殿に上がる。明治廿一年十一月三府立会大角力とある。東が大関小柳常吉、関脇白梅大吉、小結小の川彦五郎、前頭東山甚八、招猫定吉、荒石伊之助、大嵐仁三郎、山響虎吉、筑士灘藤太郎、西が大関寅林虎吉、関脇嵐山捨吉、小結追手風常吉、前頭加賀林正七、国米亀吉、熊山吉太郎、荒虎捨吉、伊勢濱定吉、横雲仙太郎。勧進元荒汐平右衛門、差添小柳常吉。

 勧進元の荒汐平右衛門(「京都・滋賀の相撲」の平左衛門は誤り)は近くの正福寺に墓がある。明治廿一年十一月建立で、この興行の上がりで建てられていることがわかる。

 この後奈良博へ行き「おん祭と春日信仰の美術」展などを見る。祭礼絵巻に“細男 相撲”の場面があったが、白帳姿で馬にまたがっている。今は随身姿の支証右方左方各二人に行司一名が行列に参加しているが……。「神仏習合」の図録が欲しかったが、売り切れていた。

 興福寺国宝館へ行き、阿修羅像に会い、小絵馬展を見る。唐獅子が多いのにびっくり。背面にいろいろなことが書かれていることがわかった。 

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